HOME > 駿府博物館 > 所蔵品紹介 > 橋本雅邦「林間残照図」

日本画 橋本雅邦「林間残照図」

公開日:2011/03/18

この作品は日本美術院創設後、雅邦が世界に日本画を問うために明治36年に制作、翌年の米国セントルイスで開催された万国博覧会に出品して最高賞を受賞した記念碑的作品。一見水墨画風の作品だが、印象派の空間構成、明暗の光の描写など西洋画を意識した風景画として描いている。
橋本雅邦(1835-1908)は岡倉天心に認められ、東京美術学校開校と共にその右腕となり、西洋画の手法を積極的に取り入れるなど日本画の創造・改革に努力した。